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たけいひろしのブログ

千葉県在住のアラフォーのおっさんです

うつ病は怠けじゃない

世間ではうつ病を「怠けているだけだ」とか「甘えだ」とか言う人が多く存在します。そんな人のために「うつ病」とは何か?なんでうつ病が甘えだといわれるのか?そのあたりについて書いていこうと思います。

 

うつ病とは

 

一言で言ってしまうと

「気持ちが沈んだり、不安になったり、眠れなくなったり、やる気が出なくなる病気」

のことです。

脳の神経伝達物質のバランスが崩れてこのような状態になるといわれています。

 

うつ病の診断については以下のような診断基準を満たせば「うつ病」であるとされます。

(めんどくさいと思った人は飛ばしてください)

 

DSM-5におけるうつ病(大うつ病性障害)の診断基準

A.以下の症状のうち5つ以上が2週間の間に存在し、病前の機能からの変化を起こしている.これらの症状のうち少なくとも1つは①の抑うつ気分、または、②の興味および喜びの喪失である.

注意:明らかに他の医学的な疾患に起因する症状は含まない

その人自身の言葉(例:悲しみ、空虚感、または絶望を感じる)か、他者の観察(例:涙を流しているように見える)によって示される、ほとんど1日中、ほとんど毎日の抑うつ気分

注意:子どもや青年ではイライラしていて怒りっぽくなっている気分もあり得る

ほとんど1日中、ほとんど毎日の、すべて、またはほとんどすべての活動における興味または喜びの著しい減退(その人の説明、または他者の観察によって示される)

食事療法をしていないのに、体重減少、または体重増加(例:1ヶ月で体重の5%以上の変化)、またはほとんど毎日の食欲の減退または増加

注意:子どもの場合、期待される体重増加が見られないことも考慮に入れる

ほとんど毎日の不眠または仮眠

ほとんど毎日の精神運動焦燥(イライラ・あせり・むしゃくしゃすること)または制止(衝動や意欲、自発性を失うなど)。(これらは他者によって観察可能で、ただ単に落ち着きがないとか、のろくなったという主観的感覚ではないもの)

ほとんど毎日の疲労感、または気力の減退

ほとんど毎日の無価値観(自分には価値がないと思うこと)、または、過剰、不適切な罪責感(妄想的であることもある。単に自分をとがめること、または病気になったことに対する罪悪感ではない)

思考力や集中力の減退、または決断困難がほとんど毎日認められる(その人自身の説明による、または他者によって観察される)

死についての繰り返し考える(死の恐怖だけではない)、特別な計画はないが繰り返される自殺念慮、または自殺企画、または自殺するためのはっきりとした計画

B.その症状は、臨床的に意味のある苦痛、または社会的、職業的、または他の重要な領域における機能の障害を引き起こしている.

C.その症状は物質の生理学的作用、または他の医学的疾患によるものでない.

注意:親しい人やペットなどを亡くした喪失体験時の悲しみ時には、上記のような反応が見られることがよくあるが、正常な悲哀とうつ病とは慎重に区別すべき

D.抑うつエピソードは、統合失調感情障害、統合失調症統合失調症様障害、妄想性障害、または他の特定および特定不能の統合失調症スペクトラム障害および他の精神病性障害群によってはうまく説明されない.

E.躁病エピソード、または軽躁病エピソードが存在したことがない

 

 

これは、アメリカで用いられているDSM-5という診断基準になります。

ざっくりまとめると

 

2週間以上の期間

 

気持ちが沈んでいる

世の中のことに関心が持てなくなる

体重が減る

眠れない

イライラしたり何もできなくなる

疲れやすい

自分のことがどうでもよくなる

集中力が続かない

死にたくなる

 

といった気持ちの変化があった場合、うつ病と診断されます。

 

その他にも肩こりがひどいなどの症状もあるようです。

 

 

 

 

うつ病の治療

 

なぜこのような状態になるのか?原因として

脳内の神経伝達物質のバランスが崩れているからだとされています。

そのため、基本的には抗うつ薬を使って治療を行います。

また、休養することも大事です。

服薬と休養

これが治療の大きな柱となります。

脳内の神経伝達物質に作用する薬を服用することで改善していくのです。

 ほかにも心理療法もありますが、補助的な役割です。

 

 

なぜうつ病は誤解されるのか?

 

それでは本題である、うつ病がなぜ誤解されるのか考えていきたいと思います。

 

1わかりにくい

 うつ病の診断は先ほどの診断基準などに沿って行われます。

 基本的には医師が診察をし、診断基準に当てはまるかどうかで決まります。

 基本的には「問診」だけです。

 ここに一つの要素があると考えます。

 ほかのけがや病気ならば

 

「あー、ここから血が出てるわ」

「熱が出て検査したら陽性だったわ」

「採血したら〇〇の数値が悪かったわ」

 

など、だれの目にも見える形で結果が分かります。

うつ病の場合はそのような見た目の特徴や簡単に受けられる検査がありません。

 

utu-yobo.com

 

といった検査がありますが、一般的ではありません。

いろいろな研究が進んでいますが、実用化はまだ先のようです。

 

そのため、「うつ病にかかった」と言っても診断した医師の診断書くらいしか

証拠を出すことができません。

「嘘ついたんだろ?」と言われても論理的に反論できません

(そもそもうつ病がひどい時は論理的な反論ができるほど頭は動きません)

 

2症状が共感を得にくい

 うつ病の症状には疲れやすさだったり、集中力が続かないなどがあります。

 それは他者から見たらどうしても「サボってる」としか思われません。

 熱を出してふらふらしていたり杖をついて歩いていたら

そうでもないのかもしれませんが・・・

 

 

というわけで自分なりの結論としては

「病気が分かりにくく、経験者以外から共感を得にくいから」

うつ病が理解されない原因となりました。

 

3つ目の理由も何かないか考えたのですが、いい答えが浮かびませんでした。

 

ただ、これだけは言えます。

 

うつ病は脳の病気です。

 

根性で何とかなったりするものではないのです。

これだけは忘れないでください。